別科生の日常(午前中の日課編)

 こんにちは、浄山道場指導員です。中秋の名月、きれいでしたね。京都は晴れていたので、ばっちり見ることができました。そのようななか、別科生たちは2学期も日々、授業や勤行、そして作務にしっかり取り組んでいます。9月はお彼岸の実習もありましたが、その様子はまた次回のブログで記したいとと思います。今回は前回の続きになりますが、別科生がどのような日々を送っているのか、「午前中の日課」をご紹介します。

 9時になると授業が始まります。午前中は2コマあり、1コマは70分です。授業時間になると、チャイムが鳴り、聞法作法をしてから講義となります。

 1年生と2年生はそれぞれ別の授業を受けますが、中には合同で開講されているものもあります。開講している授業については、https://www.bukkyo-u.ac.jp/faculty/special-course/lecture/をご覧ください。先生も熱心に教えてくださるので、別科生もしっかり授業を聞いていますね。ただ、朝が早いので、時折我慢できずに、寝てしまっている学生も・・・。 

 さて、午前中の講義が終わると、その前に半斎供養(お昼のお勤め)の当番と、飯食(昼食)の当番に分かれます。半斎供養では、実践仏教学の授業で習ったお作法に従って、仏さまにお膳をお供えします。読むお経や偈文・回向文も日によって変わります(覚えることがたくさんありますね)。

 一方で食事当番チームは、半斎供養の間に配膳をしていきます。お勤めが終わると、半斎供養(お昼のお勤め)を終えた学生たちも集まってきて、待ちに待った飯食(昼食)です。ただ、食事を頂く前には小食と同じく、「もちろん」食作法を行います。日々、美味しくて温かい食事を摂ることができることに感謝です。

 食事を終えると片づけと厨房の職員さんに挨拶をして、ようやく休憩です。午後の講義は12時50分からになっており、だいたい40分くらいは休憩できるでしょうか。授業は、講義の先生方のご都合によって休講となる場合もあります。その場合、別科生もお休みで休憩・・・というわけではなく、指導員と一緒に寮内の掃除などの作務を行います。

 やはり道場ですので、日々の生活が「行」と「学」で埋め尽くされています。入学して最初のうちはやはりこの生活に慣れるのが大変なようですが、ただ、慣れてくると体が勝手に動くようになっていくようです。このような日々の生活の中から、浄土宗僧侶としての素養をしっかり身につけて欲しいと思っています。

 さて、「午後の日課」はまたの別の機会に紹介させていただきます。

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