秋季彼岸会での法務実習を行いました

 こんにちは、浄山道場指導員です。まだまだ昼間は暑い日々が続きますが、朝晩はだいぶ秋らしい気候になってきたように感じます。やはり、暑さ寒さも「彼岸」までということでしょうか。

 さて、今年はコロナウイルスの五類感染症への移行に伴って、多くのお寺で秋のお彼岸の法要が盛大に勤められたようです。そして別科生たちも、秋彼岸の期間中は大忙しでした。というのもこの期間、通常の講義は休講となり、総本山知恩院、大本山清浄華院での秋季彼岸会に参加する法務実習を1週間行うからです。今回は、その様子をご紹介したいと思います。

 まず1年生ですが、初日の9月20日は大本山清浄華院での秋彼岸法要に参加させて頂きました。別科生の役割は、法要前の準備・片付けだけでなく、法話の際の先進、袱紗持ちから法要への出仕など多岐に渡ります。一つの法要を執り行うためには、朝から夕方まで多くのお仕事がありますね。

 法要では式衆の方と共に、四奉請散華をさせて頂きました。日々の練習の成果が試されますね。

 一方で2年生は、初日から総本山知恩院の秋季彼岸会に参加しており、1年生は2日目からそこに合流します。知恩院では、御影堂で行われる日中法要・逮夜法要のお導師の伴僧などをさせて頂きました。日によっては御門主猊下の伴僧をさせて頂くこともあります。これは本当になかなかできない経験ですね。

 また、志納所で参詣者の案内なども担当しました。特に秋分の日は、多くの方が参拝に訪れておられたようです。

 一週間、まるまる実習だったこともあり、別科生も毎日へとへとに疲れている様子でした。特に1年生は初めて体験することばかりで、緊張もあったのだと思います。ぜひこの経験をしっかり覚えておいて、来年の彼岸会実習に活かして欲しいですね。

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