こんにちは、浄山道場指導員です。京都は秋の観光シーズンを迎えているようで、多くの方が観光地を訪れているようです。紅葉もそろそろ見頃ですね。さて、来たる2024年は浄土宗開宗八百五十年という節目の年になっています。これに伴い、記念の行事が様々に行われていますが、総本山知恩院では10月2日から9日にかけて、総・大本山が行う「お待ち受け法要」が行われました。その一部を、別科生もお手伝いをさせていただきましたので、その様子をご紹介します。
今回、別科生は大本山清浄華院がお勤めされた法要に参加しています。この法要では通常とは違い、三人の導師(三導師)でお勤めが行われました。このような荘厳な法要は学生も初めて見るようで、とても驚いていましたね。
別科生たちは、脇導師の伴僧などをさせていただきました。知恩院御影堂の内陣、外陣は多くの檀信徒の方で埋め尽くされており、とても素晴らしい雰囲気の中での法要でした。そのような中で、実際に法要の執行に参加させてもらえたことは、なかなか経験できない貴重な機会となったのではないでしょうか。
当然ですが、法要に参加するだけでなく、その前後の準備や後片付けもお手伝いします。参詣の方が多い分、椅子もたくさん並べました。
また一人では運べない大きな仏具なども、学生同士が連携しながら移動させます。限られた人数で、大きな法要の準備を整えるためには、みんなで力を合わせることが必要不可欠です。その点、別科生は日頃から共同で道場生活を送っていますので、阿吽の呼吸でしたね。
日頃、経験しない大規模な法要でしたので、終わった頃には、学生たちもヘトヘトの様子でした。ただ、翌日はたまたま祝日で、日曜日課(朝の勤行と作務だけ)の日でしたので、しっかり身体を休めることができたようです。こういった法要に参加する経験も、どんどん積んでいってほしいですね。