彼岸会法務実習

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、京都ではお彼岸のお中日に雨が降ったのを境に、秋らしい気候となってきました。

 今年度も別科生たちはお彼岸の期間中、知恩院や清浄華院の彼岸会のお手伝いをさせていただきました。1年生は、まず浄山道場がある清浄華院の彼岸実習です。境内の掃除に始まり、御影堂に當麻曼陀羅を掛けるお手伝いなど、さまざまな法要の準備をします。法要中には、詠唱の講義で習った「彼岸和讃」を奉納しました。

當麻曼陀羅
彼岸和讃
四奉請散華

 2年生は総本山知恩院にて、1週間の彼岸実習となります。1年生も2日目から加わります。知恩院では決まりや手順などが清浄華院や浄山道場と異なるため、1年生は2年生からあらかじめ指導を受けて実習に臨みます。

2年生からの指導

 法要の前には、お導師を務められる方が法衣やお袈裟を着けるお手伝いをさせていただきます。さらに伴僧として法要に参加し、導師に付き添って補助をさせていただくという貴重な経験もさせていただいています。 両学年とも、彼岸会の準備や法要を通して、今後の僧侶としての活動に繋がる学習ができたと思います。

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