こんにちは、浄山道場指導員です。前回の記事でご紹介した通り、浄山道場では3学期も終了して、道場生たちも帰省となりました。ただ、2年生には最後に重要な儀式が待ち受けています。修了証書授与式です。
この日は、別科生にとってはなかなか来ることない佛教大学紫野キャンパスに集合です。キャンパス内には、袴やスーツを着た卒業生・修了生がたくさんいて、とても華やかな雰囲気でした。今回は、5年ぶりに全学部の卒業生・修了生が一堂に会しての卒業式だったようです。修了生となる2年生も、通学の卒業生・修了生とともに式に臨み、壇上で学長から修了証、及び精励賞が手渡されました。
修了式が終わると別科生はなじみ深い清浄華院へ移動し、御影堂の法然上人の前で修了報告の法要を行います。毎日、朝勤行を行った御影堂も、道場生として訪れるのは最後になります。
振り返ってみると、2年生にとっては、長かったようで短かった2年間だったのではないでしょうか。この日ばかりは我々指導員も、思い返すとあんなことやこんなことがあったなぁと、感慨深いものがあります。
2年生にとっては、大変なことも多かったかもしれませんが、この道場で培ったさまざまな知識・技能は、これから浄土宗教師として歩んでいく上では必ず役立つ力ばかりだと思います。また近い将来、後輩の様子を見に、道場を訪ねてきて欲しいですね。