「吉水講詠唱奉納大会」に参加しました

 こんにちは、浄山道場指導員です。浄山道場では、浄土宗僧侶としての素養をしっかり身につけてもらうために、座学から実技まで、様々な授業が行われていますが、そのような中に詠唱の授業もあります。この授業では、知恩院の執事もされている加藤良光先生から、吉水流詠唱に従い、基本的な「御詠歌」と「和讃」の唱え方を習っています。

 そのような中、10月16日・17日には総本山知恩院で「吉水講詠唱奉納大会」が開催されました。そこで授業の一環として、別科生も参加させていただきました。別科生たちの出番は平日の日中でしたので、直前の講義が終わると詠唱の道具を持って、バスに飛び乗ります。知恩院に着くと、そのまま御影堂の裏堂に向かい、出番を待ちました。

 さぁ、いよいよ別科生の順番です。司会の方からのご紹介いただき、裏堂から入堂します。いつも法務実習でお世話になっている御影堂ですが、この日は特設舞台が設置されており、いつもとは違った雰囲気です。そのようななか、舞台の上で「月かげ」の御詠歌を奉納させて頂きました。

 授業でのご指導のおかげで、無事お唱えすることができました。指導員としても、ホッと一安心です。できれば他の講員の方々の発表も見学させて頂きたかったのですが、残念ながらこの後も講義があるため、別科生たちは浄山道場にとんぼ返りしました。

 やはり、道場で習っている事を多くの方に披露できる場があるというのは嬉しいことですね。別科生たちには、この後も引き続き、詠唱の鍛錬に励んで欲しいと思っています。

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