この日の実践仏教学の講義は道場を飛び出し、1,2年生合同で法然上人の御霊跡でもある大原の勝林院へ行きました。
この日は浄土真宗本願寺派、融通念仏宗、そして別科生の3グループが集まり、互いの法要を披露し合いました。これらの各宗派では共通して「六時礼讃」と呼ばれる節付きの偈文(詩文)を唱えるのですが、宗派によって節(メロディ)が異なります。それを聴き比べることができました。
法要の開始を告げる鐘についても、宗派で打ち方が変わります。また法要の中で「六時礼讃」を唱えるタイミングや威儀なども全く異なるなど、新鮮な驚きに満ちていました。異なる宗派のお勤めでも同じ偈文を唱えていることに連帯感を覚えます。
他宗派のお坊さんの前で行うお勤めは、いつもとは違う緊張感に包まれて、良い刺激になりました。