この日、2年生は学外授業です。京都御所を横断した先にある山田松香木店様を訪問しました。講師の先生に、御所の中や周辺の神社などについて案内していただきながら、お店まで向かいます。
まずは香木の歴史や日本への伝来、どのようにして伽羅、沈香と呼ばれる香木が出来るのか、などについて教えていただきました。また実際に沈香の塊を手に取って見せていただきました(金額にすると驚くような値段でした…)。
座学の後、ついに聞香体験です。香炉の準備の仕方一つにしても洗練されたお作法で行われます。3種類の香りを「聞き」比べるのですが、これがなかなか難しかったです。
その次に「練香作り」をしました。まずベースとなる香りを混ぜ合わせた後は、各々の「センス」と「感覚」で調合しています。完成した練香は1週間ほど寝かすと香りが落ち着くそうです。
最後は沈香や伽羅などで作られた「数珠」や「香合(お香を入れる道具)」など、様々な商品を見せていただきました。普段何気なく使用している「お香」について、深く知ることができました。
