秋期学外研修

 今回は11月4日(月)に実施した「秋期学外研修」についてご紹介します。別科では海外研修と秋期学外研修を隔年で実施しております。昨年は海外研修でインドに行ったので、今年は国内の仏跡参拝の年になります。

 今回の行き先は、奈良の法隆寺と當麻寺です。
 まず午前中は法隆寺です。世界最古の木造建築ともいわれており、世界遺産にも登録されています。名前は聞いたことがあるけど、行ったことがないという学生が多かったため、今回の訪問先に選ばれました。6月の「法務実習合同研修」の四天王寺に続き、聖徳太子にゆかりのあるお寺です。その金堂や講堂には、飛鳥時代の異国情緒あふれるお姿の仏様が多くみられました。日頃より見慣れた平安期や鎌倉期以降の仏様とは全く異なる佇まいに、みんな驚いていました。

秋期学外研修

 午後からは法然上人の御遺跡でもある當麻寺奥院へ伺いました。残念ながら當麻寺ご本尊の「綴織當麻曼陀羅」や奥院の法然上人像は、京都国立博物館で開催されている「法然と極楽浄土」に出張中です。この日は参拝が叶いませんでしたが、後日、学外授業で京博に行く予定です!

秋期学外研修

奥院御影堂では『観無量寿経』の内容が描かれた「観経曼陀羅(當麻曼陀羅)」の「絵解き」(絵の各部を指しながら、お経の内容を説明)をしていただきました。毎日朝勤行で『浄土三部経』を輪読しているので、その内容をより理解して日々の朝勤行に臨んでくれたら、指導員としては嬉しい限りです。

秋期学外研修

またお勤めでは、詠唱の講義で習った「當麻奥院の御詠歌」も奉納しました。その後、奥院宝物館や曼荼羅堂、金堂、講堂を案内していただきました。飛鳥時代から奈良、平安時代やの仏像を間近で拝ませてもらいました。

秋期学外研修

別科では年に3回ほど、このような学外研修を実施しています。学生の要望を聞きながら参拝先を選ぶこともあります。

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