海外研修に行ってきました(その4)

 こんにちは、浄山道場指導員です。
 3回にわたってご紹介してきたインド研修旅行の記録ですが、今回で最後となります。仏跡巡拝最終日は、ラジギール周辺の仏蹟を巡ってきました。
 まずは、古代インドにおいて仏教研究の中心であったナーランダ大学跡に行きます。ナーランダ大学跡では、当時の使用された僧房跡や、玄奘三蔵が使用したと伝わる僧房跡・僧院・礼拝所などを見て回りました。
 何より敷地がとても広く、至る所に僧院・礼拝所があったことが印象的でした。多くの僧侶たちがここで実際に学問をしていたことが想像できます。せっかくですので我々も、当時の講義の様子に想いを馳せながら、模擬講義をしてみました。
 次は、ビンビサーラ王の牢獄跡です。ビンビサーラ王の牢獄跡は『観無量寿経』の舞台ともなった場所です。
 そして最後に、お釈迦様が長く止住された霊鷲山に登ってきました。霊鷲山は、現地の方たちも多く登られており、別科生も現地の青年たちと写真を撮ったりして、異文化交流も楽しめました。
 山頂からの眺めは絶景です。そこで美しい夕陽を眺めながら、お釈迦様の像の前でお勤めをさせていただきました。これらは、道場の朝勤行で誦んでいる『浄土三部経』の舞台です。
 これからは毎日、これらの仏蹟を思い出しにながらお勤めをしてくれたら指導員としては嬉しい限りです。
 今回は例年に比べると少し短い旅程でしたが、以上のような仏蹟を巡ってきました。参加した別科生にとっては、見るもの・聞くもの・味わうもの、その全てが初めての体験だったようです。なかなかインドに行く機会は少ないかと思いますので、道場の仲間と一緒に行った経験を大切にして欲しいと思います。
 最後になりましたが、一緒に同行してくださった添乗員・現地ガイドの方に感謝いたします。ありがとうございました。
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