法務実習合同研修を行いました(その2)

 こんにちは、浄山道場指導員です。祇園祭(後祭)の山鉾巡行も終わり、京都では本格的な夏を迎えています。今回は前回に引き続き、法務実習合同研修の様子をお伝えします。午前中は若林佛具製作所様を見学させていただきましたが、午後からは嵯峨の清凉寺様・二尊院様を参拝させていただきました。

 清凉寺様は嵯峨釈迦堂の名でも知られるように、本堂(釈迦堂)に安置される三国伝来の釈迦如来像が有名です。まずはそのご本尊の前でお勤めをさせていただき、その後、ご住職である鵜飼光昌先生から、清凉寺の由来と釈迦如来像のお話を聞かせていただきました。鵜飼先生は佛教大学の先生もなさっています。

 法然上人も延暦寺から南都へ遊学される前に、この清凉寺に参拝されたと伝えられています。この日も、多くの参拝者で賑わっていました。境内には経蔵があり、法輪を回すことができます。早速とばかりに、学生たちも回していました。

 次に、同じく嵯峨にある二尊院に参拝しました。この二尊院は法然上人の門弟である湛空上人が拠点とされたところで、やはり法然上人ゆかりの寺院です。学生たちは、午前中に若林佛具製作所で仏師の方から教えて頂いた仏像の特徴を確認しながら、ご本尊を拝んでいました。

 ただやはりこの二尊院でも、鐘を見つけると、走っていって撞いていました。何事も実際にやってみるのがいまの学生たちは楽しいようです。

 暑い日ではありましたが、学生たちにとってはたいへん充実した研修になったようです。お世話になりました清凉寺様・二尊院様、ありがとうございました。

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