「寮友会」行事(加行成満慰労会、兼、新年会)

 こんにちは、浄山道場指導員です。前回は2学期の閉講式までご紹介しました。そこで、今回からは3学期の様子を取り上げたいと思います。

 さて浄山道場には、学生同士が親睦を図り、道場生活を充実したものとしていくことを目的とした「寮友会」という組織があります。寮友会は学生が主体となって運営しており、いくつかの委員会に分かれて活動しています。その中の一つである「企画委員会」では、寮で開催する行事を企画・運営しています。今回は企画委員会が中心となって「加行成満慰労会、兼、新年会」を行いました。2年生が昨年12月に無事、加行を終えたことのお祝いです。

 今回の企画は、全員で鍋を囲む「鍋会」に決まったようです。道場には、過去の修了生が購入した備品が引き継がれており、その中に「鍋」があったようなので、このような企画となったようです。実は倉庫を整理していると、こんな物も??というものがしまわれていたりします。昔の寮生たちも、色々な行事を企画しながら、道場生活を楽しんでいたようですね。

 この日は土曜日でしたので、1・2年生ともに朝から知恩院で法務実習を行い、帰寮した後に分担して準備を進めました。鍋に必要な食材も分担して購入に向かいます。行事に必要なお金は、その都度、学生同士で出し合って用意しています。今回も、食材の購入に必要なお金は割り勘で出し合いました。

 買い出し班が帰ってきたところで、野菜の下ごしらえをしていきます。浄山道場では、残念ながら調理実習の時間はありませんので、料理をほとんどしたことない道場生もいたようです。

 学生が準備している様子を見ていると、どこからか「シイタケのみじん切り」という言葉が聞こえてきました。鍋なら失敗することも無いだろうと思っていたのですが、正直、どんな鍋が出来上がるのだろうかと、不安がよぎりました・・・。 

 野菜やお肉の準備が終わり、いよいよ鍋会のスタートです。実際には、ちゃんと美味しい鍋に仕上がったようで、それもあってか、冬休みの出来事や新年の抱負などで会話も盛り上がっていたようです。

 企画委員会では例年、こういった何度かの慰労会の他にも、スポーツ大会なども企画しています。毎日の授業や作務は大変ですが、こういった行事で少しずつ息抜きをしているようです。鋭気を養って、3学期も乗り切って欲しいと思います。

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