「御忌大会」での法務実習

 こんにちは、浄山道場指導員です。連休中の京都は、国内外から来られた多くの観光客の方たちで賑わっていましたね。道場生たちも連休中は帰省していましたが、その前には「御忌大会」での法務実習がありました。今回はその様子をご紹介します。

 さて、浄土宗の宗祖法然上人の忌日法要である「御忌」は、京都の四箇本山では4月25日に合わせて行われます。今年度も、総本山知恩院では4月18日~25日の1週間、大本山清浄華院では4月20日~23日の4日間にわたって行われましたが、2年生は知恩院、1年生は清浄華院の御忌に参加させていただきました。

浄山道場 御忌

 清浄華院の御忌に参加した1年生は、法要の導師である唱導師の伴僧や、大殿布教(お説教)をされる布教師の方の先進(先に立って案内する役割)や侍者を主に勤めました。最終日の結願法要では御法主台下の伴僧もさせて頂きました。

 清浄華院で行われる行事の中でも、最も盛大な法要ですので、多くの参詣者の方が来られていました。中には、初めてこれだけ多くの人の前に立ったと話している道場生もおり、非常に良い経験となったようです。
 また、大殿布教では、浄山道場で「伝道学」の授業を担当されている日下部謙旨先生もお話されておりましたし、21日の唱導師は別科の27期生として卒業された先輩の方でした。

 知恩院では、道場で仏典概説Ⅰを担当してくださっている梶原隆淨先生が19日の唱導師をお勤めになっており、2年生がその伴僧をさせて頂きました。先生や大先輩が実践の場に立たれているお姿を見て、道場生も自分の将来の姿を想像する良い刺激となったのではないでしょうか。

 また道場生はそれぞれ、御忌の儀式に参加するだけでなく、その準備や進行・後片付けもお手伝いしています。こういった総本山・大本山の行事の裏側まで体験できることも、浄山道場での重要な学びの一つです。

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